PCメンテナンス知識二日目(1)

・「CPUの種類」

今現在使われているCPUは(Windows PCなら)IntelPentium4CeleronAMD社のAthlon64、(Macintoshなら)powerPC G5です。 これらすべてのCPUは、どれも少しずつ周波数を上げたり、最新機能を追加するといった方法で性能強化をしています。

 

・「メインメモリ」

パソコン用語には「メモリ」という言葉がいくつもありますが、もっとも代表的に使われるのが[主記憶装置]である[メインメモリ]です。補助記憶装置(HDDやSSD)の間に立って、データの受け渡しをしています。 CPUの処理速度が速すぎるため、補助記憶装置の転送を待っていると処理が遅くなります。そのため、補助記憶装置よりも圧倒的に速いメインメモリが予めデータを蓄えておき、CPUへデータを受け渡しています。

 

・「補助記憶装置」

補助記憶装置は、名前から補助的な記憶装置としてマイナスイメージを抱くかもしれませんが、この装置こそ私たちにとって身近な記憶装置になります。 主記憶装置はパソコン(CPU)が使う記憶装置であり、私たちユーザーが直接ファイルを保存することはありませんが、補助記憶装置はユーザーが直接ファイルを保存する装置になります。 この装置(補助記憶装置)を、[ハードディスク]と言います。この名称は一度は耳にしたことがあると思われます。現在では、パソコン以外にもカーナビやテレビなどにも内蔵されております。

 

・「光学メディアの規格」

まず用語の整理から始めましょう、情報を記録するための媒体をメディアと呼びます。メディアに記録するための装置がドライブですね。一般に、光学ドライブで使用されるメディアは円盤系です。ドライブ内でメディアが高速で回転する機構上、そうなっているわけですがここは取り外し可能か否かという部分を除いて、ハードディスク内のプラッタと同形状となります。

ちなみに、メディアという言葉には記憶媒体全般に使用されます。SDカードなどのフラッシュメモリもメディアと呼ばれることがありますし、差込式のUSBメモリなどもメディアとも呼ばれます。

 

・「無線LANの規格」

無線LANには、周波数の帯域や特徴の違いから「11ad(イレブンエーディー)」「11ac(イレブンエーシー)」「11n(イレブンエヌ)」「11a(イレブンエー)」「11g(イレブンジー)」「11b(イレブンビー)」の六つの規格が利用されています。
その六つの規格によって、周波数帯に「60GHz帯」「5GHz帯」「2.4GHz帯」があり、それぞれ特徴があり、通信速度が異なります。


・「ディスプレイ端子の規格」

代表的なモニター(ディスプレイ)接続端子

「USB」 USBケーブル1本で接続可能、マルチモニタの環境が簡単に実現できる。

「DF20ピン」 DVI前のデジタル規格。DVI-Dと互換性あり、交換コネクタや変換ケーブルを用いればそのまま利用できる製品が多い。

※上記二つともデジタル

 

・「PC電源の規格」

電源ユニットはPCパーツに電力を供給する役割をしますが、それ以前にAC/DC変換器でもあります。家庭用コンセントには100Vの交友電流が流れており、これがAC(alternating current)です。しかしパソコンならびに電化製品は直流電流(DC)(Direct Current)が使われます。そのため、電源ユニットはAC(交流)をDC(直流)に変換する役割があります。(内部で各パーツに使う5Vや12Vといった直流に変換)。家庭用コンセントにAC(交流)が使われる理由は、発電所から家庭までの長い距離を無駄なく電気を送るにはAC(交流)が最適だからです。

 

・「PCバスの規格」

一般的なコンピュータでは、CPU(中央処理装置)の内部で回路間を接続するバスを内部バス(internal bus)、CPUとコンピュータ内の外部に装置(メインメモリなど)を接続するバスを外部バス(external bus)、コンピュータ本体(の電子基板)と拡張カードや周辺機器などを接続するためのバスを拡張バス(extension bus)と言います。一つのバスは、データ本体を伝送するためのデータバス、データ所在を示すアドレス信号を伝送するアドレスバス、タイミングなどの制御信号を伝送する制御バス(コントロールバス)を組み合わせて構成されることが多いです。